ここでは実際に映画「ファースター 怒りの銃弾」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ファースター 怒りの銃弾の評価・・・4つ星
原 題: FASTER
製作年: 2010年
製作国: アメリカ
出演者: ドウェイン・ジョンソン トム・ベレンジャー ビリー・ボブ・ソーントン マギー・グレイス
: オリヴァー・ジャクソン=コーエン カーラ・グギノ ムーン・ブラッドグッド
: アドウェール・アキノエ=アグバエ コートニー・ゲインズ ザンダー・バークレイ
監 督: ジョージ・ティルマン・Jr
製 作: マーティン・シェイファー リズ・グロッツァー トニー・ゲイトン ロバート・テイテル
脚 本: トニー・ゲイトン ジョー・ゲイトン
“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソン主演で贈る復讐アクション。自分を陥れ、兄を殺した者たちへの復讐に燃える男とそれを迎え撃つ殺し屋、さらに事件を追う刑事、3者の攻防がスピーディーに展開してゆく。共演はビリー・ボブ・ソーントン。兄とともに銀行強盗を成功させた男“ドライバー”は、何者かにアジトを襲われ、目の前で兄を殺された上、自身も命は取りとめたものの刑務所送りとなってしまう。やがて、10年の刑期を終え出所したドライバーは、すぐさま復讐へと向かい、ターゲットを確実に仕留めていく。一方、その事件を任された定年間際のベテラン刑事は、犯人を割り出すや着実にドライバーを追い詰める。また、狙われる側も凄腕の殺し屋を雇い、ドライバーの暗殺に動き出すが…。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
たまたまTVでやっていたのを見つけたので見てみました。
率直な感想はまあまあおもしろかったという感じです。
派手なアクション映画ではなかったですが、いろいろ伏線が張ってありそれなりに楽しめました。
ドウェイン・ジョンソンが好きな方なら見ておいた方がいいと思いますよ。
出演者にはワイルド・スピードシリーズに出演しているドウェイン・ジョンソン、インセプションなどに出演しているトム・ベレンジャー、スリング・ブレイドやイーグル・アイなどに出演しているビリー・ボブ・ソーントン、ロックアウトや96時間シリーズなどに出演しているマギー・グレイス、推理作家ポー 最期の5日間などに出演しているオリヴァー・ジャクソン=コーエン、スパイキッズシリーズやエンジェルウォーズなどに出演しているカーラ・グギノ、ターミネーター4などに出演しているムーン・ブラッドグッド、G.I.ジョーやマイティ・ソー ダーク・ワールドなどに出演しているアドウェール・アキノエ=アグバエなどが起用されていました。
知っている人は知っている名だたる俳優ばかりでしたね。
ファースター 怒りの銃弾予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は仲間を殺された男が復讐するというもの。
ドライバー(ドウェイン・ジョンソン)は10年間の刑期を終えて出所した。
出所した彼は知人に預けていた車を取りに行き、出所したのもつかの間、ある男を射殺する。
殺された男の反応を見る限りでは、ドライバーと知り合いだったようであるがなぜ殺されたかは不明である。
この事件はシセロ刑事と(カーラ・グギノ)定年間近のコップ(ビリー・ボブ・ソーントン)が担当することとなる。
殺しを終えたドライバーは情報を得るためにある男を訪ねる。
その男はドライバーに最初の標的の場所を教えていた情報屋だった。
ドライバーはその男から再び情報を買おうとするが、渋られてしまう。
男は用心棒を使ってドライバーを締め上げようとするが、用心棒はドライバーの刺青を見て相手が悪いと言って逃げてしまう。
ビビった情報屋はドライバーに無償で情報を渡す。
男から貰った情報には新たに4人の標的の居場所が書かれていた。
ドライバーがこれらの標的を狙うわけは10年前の刑務所に入るきっかけとなった事件が関係している。
当時ドライバーは兄が銀行強盗を行った時の運転手として犯罪に加担していた。
ある日銀行強盗がうまくいき、アジトに戻ると別のグループの強盗団に襲撃されてしまう。
兄を含めた仲間は全員殺され、ドライバーも頭を銃で撃たれて心肺停止状態に陥ったものの、奇跡的に息を吹き返したのである。
標的にしているのはこの時襲撃してきた強盗グループであった。
つまり兄や仲間を殺された復讐を果たそうとしているのである。
一方、かつての仲間が殺されていることを悟った強盗団もプロの殺し屋(オリヴァー・ジャクソン=コーエン)を雇い、ドライバーを殺そうとする。
ドライバーが2人目の男を殺害に向かい、何事も無く男を殺すことに成功するが、その帰りに何者かに襲撃されてしまう。
その男こそ相手側が雇ったプロの殺し屋であった。
不意をつかれたドライバーであったが、なんとかその場から逃げることに成功する。
次に向かったのはリストの中に合った女のもとであった。
ただその女は殺しの標的ではなく、かつてのドライバーの恋人であった。
ドライバーは当時恋人の中に自分の子供がいたことを覚えており、今いる子は自分の息子であると思っていた。
しかし彼女は当時刑務所に入ることになったドライバーの子供を産んではいなかった。
自分に身内がいないことを悟ったドライバーは復讐を確固たるものとする。
そして3人目の元へ向かった。
3人目は直接兄を殺した相手だった。
ドライバーはこれまで殺しに銃を使用してきたが、兄はナイフで苦しみながら殺されたため、ドライバーも銃ではなくアイスピックを使って殺しを行った。
しかし相手にとどめをさそうとした時、相手の男は息子への伝言をドライバーに託してきた。
その男に家族がいることを悟ったドライバーはとどめをさすことをやめその場を後にしてしまう。
しかし兄の顔を思い出すたびに復讐の念にかられるドライバー。
一度はとどめをさすことをやめたドライバーだったが、どうしてもその男を許すことができず病院に運ばれたその男を殺しに引き返した。
そして手術中であったその男を銃で殺害してしまう。
殺しを終えて帰ろうとしたドライバーだったが、そこには刑事のコップが調査のため訪れていた。
殺害現場を見たコップはドライバーを追い、銃で応戦するがドライバーにはかなわなかった。
ドライバーはコップを殺そうとするが、男が警察であることが分かると殺すことなくその場を後にした。
車で引き返すドライバーだったが、ここで再び殺し屋が現れ激しいカーチェイスとなる。
ドライバーは自分の命を狙ってきた殺し屋を殺すことはせず、車のタイヤを打ち抜きその場を後にした。
しかし殺し屋に傷を負わされてしまったドライバーはある家を訪れた。
そこはかつて自分が育った家、つまり実家だった。
そこへ来た目的は2つあった。
1つは傷の治療をするためであり、傷口は母親が手慣れた手つきでふさいだ。
2つ目の目的は10年前に自分たちをはめた張本人を殺すためであった。
ドライバーは自分たちをはめたのは自分の父親だと思っていた。
しかし父親は3年前に死んでおり、加えて母の話では父親がはめることは死んでもあり得ないということだった。
父親が裏切ったとばかり思っていたドライバーは自分たちをはめた張本人が誰かわからないまま、気持ちを切り替えてリストにあった最後の男を殺しに向かった。
その男は伝道師をしており、人々に道を示していた。
10年前の事件をきっかけに生まれ変わったのだという。
またその男には家族もいた。
ドライバーはその男からはめた男は誰なのか聞き出そうとするが、その男は何も知らなかった。
ドライバーはその男を殺すかどうか迷った挙句、見逃してやることにした。
家族のことを考えるとどうしても殺せなかったのである。
自分たちをはめた本当の犯人が誰かもわからないドライバーはどうしたらいいかわからずその場に座り込んでしまう。
するとそこへ例の殺し屋が現れる。
殺し屋への依頼は取り消されていたものの、殺し屋はプライドのためドライバーを殺そうとしていた。
殺し屋はドライバー達をはめて、自分にドライバーの殺しを依頼してきた本当の犯人は誰なのか知っていた。
そしてその男がドライバーたちの前に姿を現した。
その男とは事件を担当していたコップであった。
コップはかつて、ドライバーの兄の彼女を情報屋として囲っており、そこから情報を得ていた。
そして計画を知ったコップは知り合いの情報屋を集めて強盗に押し入ったのである。
コップが姿を現したのは自らの手でけりをつけるためであった。
コップはうなだれるドライバーをかつてと同様に後ろから打ち抜いた。
コップは当然これでドライバーは死んだと思っていた。
しかしドライバーはかつて後ろから頭を撃たれたことを教訓とし、頭に金属プレートを埋め込んでいた。
これにより一命を取り留めたドライバーは油断したコップを後ろから銃撃。
こうしてドライバーは10年前の恨みを晴らすことに成功したのであった。
という感じです。
ストーリーは単純な復讐ものだったのですが、伏線がいくつか張ってありそれなりに楽しめるものになっていましたね。
まあ本当は3.5星ぐらいの評価ですけど、おまけでこの評価です。
アクション映画といっても肉弾戦がほとんどなかったのが残念でしたね。
あの筋肉ムキムキの男が銃で殺しまわっても面白みに欠けましたね。
やっぱりドウェイン・ジョンソンと言えばがちがちの肉弾戦でしょう。
以上がファースター 怒りの銃弾の感想とレビューでした。