ここでは実際に映画「奇蹟/ミラクル」を見ての評価と感想を書いています。

あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。

奇蹟/ミラクルの評価・・・4つ星

原 題: 奇蹟/MIRACLE/MR. CANTON & LADY ROSE
製作年: 1989年
製作国: 香港
出演者: ジャッキー・チェン アニタ・ムイ グロリア・イップ トン・ピョウ
    : クェイ・アルイ ウー・マ ユン・ピョウ
監 督: ジャッキー・チェン
製 作: ワォン・ゾウィー
脚 本: ジャッキー・チェン エドワード・タン

あらすじ

ジャッキーによるF・キャプラの名作「ポケット一杯の幸福」のリメイク。自分は金持ちと再婚し、良い暮らしをしていると伝えて、実は爪に火を灯すような生活でせっせと留学中の娘に仕送りを続けてきた老女。しかしその娘が婚約者を連れ帰って来る事になる。日ごろから老女のお世話になっていた暗黒街のボスは、老女のため大芝居をうって、貧者たちで社交界をでっちあげる事にするのだが……。(TUTAYA Onlineより引用)

 

感想/レビュー

ジャッキー映画の中ではおもしろいと評判で、これまで一度も見たことがなかったのでDVDを借りてみてみました。

率直な感想は最後の方は良かったけどそれまでがいまいちと言った感じです。

4つ星評価にしていますが実際のところは3.5星ぐらいの評価ですね。

最後の盛り返しがなければ3つ星評価で終わっていたと思います。

ジャッキーの軽快なアクションの場面はかなり面白かったと思います。

他の映画では見ないようなものも使ってのアクションだったので、特に最後の方は笑えました。

総じてまあまあと言ったところですね。

出演者にはジャッキー・チェンのほかに酔拳2などに出演しているアニタ・ムイ、孔雀王などに出演しているグロリア・イップ、ポリスストーリーシリーズなどに出演しているトン・ピョウ、プロジェクトAなどに出演しているユン・ピョウらが起用されていました。

ユン・ピョウは端役で出演しており、注意してみないとどこで出ているのかわからないほどです。

非常に贅沢な使い方ですね。

奇蹟/ミラクル予告編動画(これからみようと思っている方に)

以下からはネタばれになりますので注意してください。

20世紀初頭の香港、田舎から出てきたコウ(ジャッキー・チェン)は早速詐欺にあってしまい有り金のほぼすべてを取られてしまう。

騙されていることに気がついたコウは一人落ち込むがそこへバラ売りのマダム・ローズ(クェイ・アルイ)がやってくる。

最初はバラなどいらないと言ったコウだったが幸運を呼ぶバラだといわれて一輪購入した。

そのころ、2つのマフィアが郊外で銃撃戦を繰り広げ、その争いは市街地にまで拡大していた。

コウがバラを買ったちょうどその時マフィアの車が高がいた場所めがけて突っ込んでくる。

バラを買ったおかげで無傷で済んだコウは幸運のバラというのもあながち嘘ではないのではと思う。

マフィアの抗争はタイガー(オー・ジョンホン)率いる勢力が優勢だったが、偶然居合わせたコウは成り行きからマフィアのボスを助けることに。

しかしマフィアのボスは不幸にも命を落としてしまい、後継者として助けてくれたコウを指名してしまうのである。

ボスの遺言に逆らうわけにもいかず、マフィアはコウを次のボスとした。

だが当然ながらマフィアのメンバーはコウを認めておらず、次のボスと思われていたフェイはおもしろくない。

腹心のチャン(ウー・マ)がコウを皆の前で紹介すると腕っ節がなければ認めないといわれ腕相撲をすることに。

チャンの助力があったためコウの勝利で終わったが次はカンフーの腕を見せろと言われる。

もともとカンフーが得意なコウは2人の部下を叩きのめしはれてボスと認められることになる。

コウは違法なしのぎを一切やめてクリーンな仕事を行おうとしていた。

だが先代ともめていたタイガーはレストランの権利を求めてコウに近づいてくる。

コウはタイガーに全収入の内半分を自分に収めるのならレストランの権利を半分渡すといい事実上2人は対立することに。

またコウはボスになってからもたびたびマダム・ローズから幸運のバラを購入していた。

ある時、ルーミン(アニタ・ムイ)という女性がコウを訪ねてきて仕事がほしいといわれる。

彼女はクラブで歌手として働いていたがそのクラブが潰れてしまったのだという。

これを聞いたコウはレストランをクラブとして改装し、ルーミンに歌手として働いてもらうことに。

これがうまくいきクラブは大いににぎわうがタイガーはしつこくコウの元へやってきていた。

更にそこへ香港警察のホー隊長(リチャード・ン)がやってきて客の身分証の提示を要求してきたのである。

ホー隊長はコウを個人的に呼び出し、ろくでもない連中ばかりの中その場に似つかわしくない人間がいるといい、コウにマフィアの動きを監視し自分に報告するように要求してきたのである。

戸惑うコウだったがホー隊長の思惑は部下に筒抜けでありコウは無視することに。

なんだかんだで事業はうまくいっていたコウだったがタイガーだけは放っておいてくれなかった。

ある時タイガーに呼び出されたコウはクラブの権利を要求され断ると激しい戦いが勃発してしまう。

対策を練っていたコウたちだったがタイガーの部下が多すぎて作戦は失敗に終わり、コウは命の危機にさらされてしまう。

するとそこへ騒ぎを聞き付けたホー隊長がやってきてコウは無事にその場から出ることができた。

一方、マダム・ローズは上海に留学中の娘ベル(グロリア・イップ)にバラ売りで稼いだなけなしの金を仕送りしていた。

手紙のやり取りも行っており、マダム・ローズは自分が金持ちと結婚し今は未亡人となっていて高級ホテルに住んでいるという嘘の報告を行っていた。

これは娘を心配させまいとついた優しい嘘だった。

ベルは上海の有力者であるクーの息子と交際しており、手紙でも順調にいっていることが書いてあった。

だがある時家族を紹介したいからと言って彼氏とその父親のクーを連れて香港に会いに行くという手紙が来たのである。

これを読んだマダム・ローズはショックのあまり倒れてしまう。

一方、タイガーとの会談を予定していたコウはそこへ行く前にバラを買おうとするがマダム・ローズが倒れたという知らせを耳にする。

コウはすぐにマダム・ローズの元へ行きなにがあったのかを尋ねた。

するとマダム・ローズは娘のベルの写真を見せ、上海の有力者の息子と婚約することになり今度香港まで来ることになったと話す。

また娘は自分のことを金持ちの未亡人だと思っており、そのことがばれたら娘の結婚の話は破談になってしまうのではないかと思っていたのである。

それを聞いたコウは恋人となったルーミンと協力してマダム・ローズの嘘がばれないように協力することに。

コウは住まいのホテルを用意し高価な衣装を着せ更に夫役まで用意した。

その夫役はコウが香港にやってきた時に詐欺を働いていたタン(トン・ピョウ)だった。

一通り準備が整うと香港にやってきた娘のベルとクー親子を港で出迎えたコウたち。

だがそこには同じく上海の有力者であるクーに取り入ろうとするホー隊長の姿が。

コウは自分たちの偽装がばれないようにホー隊長にちょっかいを出しクーに会わせないようにした。

更に港には新聞記者まで来ており、ここでクーに取材されると婚約のことがばれてしまいマダム・ローズの素性が明るみに出てしまうため、コウは部下を使って2人の新聞記者を拉致監禁した。

なんとか障害を排除することに成功したコウたちはすぐにホテルへ行きそこでお互いを紹介し仕事の話などに花を咲かせた。

だがその間にもホー隊長などがクーに会いにきたため、コウは夫役のタンをクーだと偽らせてその場を乗り切った。

クーの顔も知らないホー隊長の目的はクーとお近づきになっておこぼれにあずかろうとしていたのである。

ホー隊長はクーが株式を購入することを知っており、それを分けてもらえないかと持ちかけてきたのである。

もともと詐欺師のタンは言葉巧みにホー隊長をだまし偽の株式と寄付金を小切手で渡した。

ただその時の小切手は金額が多すぎたため、ホー隊長は警察署の金庫にあったお金1万5000ドルを渡してしまう。

クーが上海に変えるまでなんとかマダム・ローズの秘密を守りたいコウたちだったが、ホテルに有力者を招いてパーティーを開きたいといわれてしまう。

コウはそれを安請け合いしてしまい、後になってことの重大さに気がついた。

どうやっても街の有力者など呼べるはずもないからである。

コウは部下を有力者に仕立ててなんとか乗り切ろうとする。

ルーミンの指導の元なんとか形になるまで特訓は続いたのだが、もともとあらくればかりであるためなかなかうまくいかない。

更にクラブに集まったメンバーが全員銃を所持しており、コウの周りを探っていた警察官にそれが見つかってしまいホー隊長に報告されてしまう。

この時コウはタイガーとの対談の予定があったのだが、今はそれどころではなくタイガーの使者を捕らえていた。

コウはクラブの回りが警察に囲まれていることに気が付き、なんとか突入をやめさせようと警察署にいるホー隊長の元へ向かおうとする。

この時コウはついでに捕らえていたタイガーの部下2人を釈放した。

煙突から外に出たコウだったがあたりを見張っていたタイガーの部下に見つかってしまい必死に抵抗するが捕まってしまう。

タイガーの元へ送られたコウは部下が2人戻ってこないといわれるが、コウは2人は釈放したため時期に戻ってくると話す。

だが裏切り者であるフェイがタイガーに2人は殺されたという嘘の情報を流しており、コウは銃を突きつけられてしまう。

そこへ先ほど釈放した2人が帰ってきたためタイガーはフェイに騙されていたことを知り、コウにチャンスを与えて内輪もめを解決しろといいフェイとコウの戦いを見守ることにしたのである。

コウは大勢のフェイの部下に襲われるが、タイガーの工場にあるものを利用して次々に敵を倒していき、ついにフェイを屈服させることに成功する。

これにはさすがのタイガーもコウを認めるしかなく、2人はいい関係を築き上げることができた。

コウはタイガーに車を借りて当初の目的だったホー隊長の元へと向かった。

この時ホー隊長の元には警察の総監がきており、ホーに行方不明者の捜索はどうなっているのかを問いただしていた。

その行方不明者とはコウたちが嘘を守るために拉致監禁していた新聞記者たちだった。

警察署にやってきたコウは警察のお偉い方にマダム・ローズのことを話し、今なんとかしなければ娘の結婚話が破談になってしまうのだと力説した。

現在ホテルではクーが街の有力者が来ないことに疑いを持ち始めており、これ以上どうにもできないと悟ったマダム・ローズは本当のことをクーに話そうとしていた。

だがそこへコウから話を聞いた総督など街の有力者がマダム・ローズのためにパーティーにやってきて、秘密は無事に守り通すことができたのである。

その後コウたちは無事にクーたちを上海へと送り出し、結婚話もうまくいったのだった。

一方、タンに騙されたホー隊長は警察署のお金を横領した罪で香港を追われることなるのだった。

奇蹟/ミラクル字幕なしフルムービー

——————————————————————–

タイトルのミラクルには田舎から出てきた青年がマフィアのボスになるということと、マダム・ローズを助けるためにミラクルを起こしたという2つの意味があったんですね。

ストーリーの展開は場面がとびとびで良くわからなくなった部分もありますが、アクションのシーンは相変わらずよかったですね。

特に人力車を使ったシーンや工場でロープを使って行うアクションなどは見ごたえがありました。

アクションだけ見るとジャッキー映画の中でもかなり評価の高い作品だと思います。

ストーリー部分ではジャッキーがちょっと頼りない場面が多かったり、しつこい演出もあったりといまいちだと言わざるを得ない場面もいくつかありましたが、総合するとまあまあだったと思います。

ジャッキー映画が好きなら一度は見ておいた方がいい作品だと思いますよ。

ちなみにこの作品はジャッキー・チェンが今までで最も気に入っている作品らしいですよ。

以上が奇蹟/ミラクルの感想とレビューでした。