4つ星 サスペンス

映画グランド・イリュージョン/見破られたトリックのあらすじと感想をレビュー

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ここでは実際に映画「グランド・イリュージョン/見破られたトリック」を見ての評価と感想を書いています。

あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。

グランド・イリュージョン/見破られたトリックの評価・・・4つ星

原 題: Now You See Me 2
製作年: 2016年
製作国: アメリカ
出演者: ジェシー・アイゼンバーグ マーク・ラファロ ウディ・ハレルソン
    : デイヴ・フランコ ダニエル・ラドクリフ リジー・キャプラン
    : ジェイ・チョウ サナ・レイサン マイケル・ケイン モーガン・フリーマン
監 督: ジョン・M・チュウ
製 作: アレックス・カーツマン ロベルト・オーチー ボビー・コーエン
脚 本: エド・ソロモン

あらすじ

スーパー・イリュージョニスト・チーム“フォー・ホースメン”が巨大な悪に立ち向かう大ヒット・クライム・サスペンスの続編。監督は「G.I.ジョー バック2リベンジ」のジョン・M・チュウ。前回のミッションから1年後。それぞれに姿をくらましていた“フォー・ホースメン”のメンバーたちが再集結した。目的は巨大IT企業オクタ社のプレゼンを乗っ取り、個人情報を巡る同社の不正を暴露すること。ところが、成功目前に天才エンジニアのウォルターによって阻止されてしまい、ホースメンは逃亡を余儀なくされる。しかもウォルターの罠にはまり、身柄まで拘束されてしまう。そして、世界のあらゆるシステムにアクセスが可能になるというチップをオクタ社から盗み出すよう脅迫されるホースメンだったが…。(TUTAYA Onlineより引用)

 

感想/レビュー

前作が非常に面白かったので今作も非常に楽しみにしていました。

作品を見ての率直な感想は普通に面白かったです。

評価的には限りなく5つ星に近いのですが、前作と比べると若干劣ってしまうという点から4つ星にしています。

ですが非常に面白かったので興味がある場合は是非ご覧になってください。

出演者には前作同様ジェシー・アイゼンバーグマーク・ラファロウディ・ハレルソンデイヴ・フランコモーガン・フリーマンマイケル・ケインに加えて新たにハリー・ポッターシリーズで同じにのダニエル・ラドクリフ、ザ・インタビューなどに出演しているリジー・キャプラン、グリーン・ホーネットなどに出演しているジェイ・チョウ、エイリアンVSプレデターなどに出演しているサナ・レイサンらが起用されていました。

個人的にはジェシー・アイゼンバーグは坊主頭じゃない方が良かったですね。

敵役がダニエル・ラドクリフというのも若干の違和感がありましたが、まあ面白かったので良いとしましょう。

グランド・イリュージョン/見破られたトリック予告編動画(これからみようと思っている方に)

以下からはネタばれになりますので注意してください。

ラスベガスでのショーを終えたフォー・ホースメンは1年以上姿を消していた。

FBI捜査官でもあるディラン・ローズ(マーク・ラファロ)は相変わらずホースメンを追うふりをしており、上官にホースメンの手掛かりとなる資料を提示するがまともに取り合ってもらえない。

そんな中、ダニエル(ジェシー・アイゼンバーグ)はマジシャンの秘密組織である『eyes』に加入するためにその手掛かりを追っていた。

するとある地下で手掛かりを発見し、そこでeyesと思われる者からのメッセージを受け取ることになる。

ダニエルは1年間以上も状況が好転していないことに不満を持っていたが、eyesはじきに変化が訪れると話した。

ダニエルが帰宅すると謎の女性が侵入しており、帰宅早々のダニエルにマジックを披露した。

その女マジシャンであるルーラ(リジー・キャプラン)はどうやらホースメンに入りたいらしかったのだがダニエルははっきりと否定した。

一方、メリット(ウディ・ハレルソン)とジャック・ワイルダー(デイヴ・フランコ)はお互いに技を学ぶべく弟子入りをしていたがどちらのできもいまいちだった。

そこへダニエルがやってきてディランに呼び出されたことを聞かされる。

以前のメンバーには女性メンバーのヘンリーがいたのだがどうやらホースメンから脱退しているようだった。

3人がディランの元へ行くとそこにはルーラの姿もあった。

ディランはルーラは優秀なマジシャンであるためホースメンに加えることにしたといい、これからの計画を皆に説明した。

今回のターゲットはOCTAというIT企業で、その会社が新たに開発したコンピューターに使われる基盤には利用者の個人情報を収集するバックドアが組み込まれて、それをホースメンが暴露するというものだった。

ダニエルはまず会社の社長であるオーウェンに接触しサインを入手する。

それを利用してサーバールームに侵入し細工をした。

ルーラはコックに変装しメリットの合図で騒ぎを起こし注目を集める。

そのすきにメリットはオーウェンに接触し得意の催眠術をかける。

ジャックは清掃員に扮して皆のサポートを行っており、ディランはFBI捜査官として皆を見守っていた。

発表会が始まるとメリットは催眠術で操ったオーウェンにセリフをしゃべらせホースメンの登場に花を添える。

登壇したのはダニエルとメリットとルーラの3人で、オーウェンの行っている悪事を暴こうとするが、ホースメンが乗っ取っていた海上が逆に何者かに乗っ取られてしまう。

更にそこへFBI捜査官もやってきてしまいディランが必死に食い止めようとするが間にあわない。

会場を乗っ取った謎の人物は逆にホースメンのジャックが生きていたことをばらし、更に5人目の男が会場にいることを暴露する。

その5人目とはもちろんFBI捜査官のディランであり、他の捜査官たちは匿名の通報があり駆け付け、ディランがホースメンの仲間であるともきかされていると話す。

捜査官たちはディランにも手錠をかけるがディランはそれを華麗にすり抜けホースメンに合流地点で会おうといい会場を後にする。

ホースメンは用意しておいたダクトを利用して逃げたのだが、そのダクトを通るとそこは中国のマカオだった。

アメリカにいたはずのジャックたちは一瞬にしてマカオにワープしてしまったのである。

そしてそこにはかつてメリットを裏切った双子の弟であるチェイス・マッキニー(ウディ・ハレルソン)がいたのである。

チェイスは4人を黒幕の元へ案内し、それは世間では死んだとされるウォルター・メイブリー(ダニエル・ラドクリフ)だった。

ウォルターは得意げにネタばらしをしようとするがメリットはすでに仕掛けに気が付いており、脱出用のダクトにストロボライトで催眠が仕掛けられ眠っている間にマカオに連れてこられたことを見抜いていた。

このウォルターは1年前にジャックたちがはめたアーサー・トレスラー(マイケル・ケイン)の息子だった。

またダニエルがeyeだと思って話していたのはウォルターの仕掛けたものだったことも判明する。

一方、ディランは合流場所に4人が来ないことを不安に思っており、そこに一通の電話がかかってくる。

その相手は30年前に自分の父親を罠にはめて殺し、1年前にダニエルたちによって刑務所に入れられたサディアス(モーガン・フリーマン)だった。

どうやら4人の失踪にはサディアスがからんでいるようで、ディランは直接話を聞くために刑務所へと足を運んだ。

サディアスは4人はマカオにいるといい、4人を見つける手助けをするかわりに刑務所から出すよう要求した。

親の仇であるサディアスを出すのは抵抗があったディランだったが4人の命には代えられないためしぶしぶ条件をのむことに。

一方、ウォルターはホースメンにOCTA社の開発したあらゆる情報期間にハッキングできるツールをとってきてほしいと依頼していた。

そのツールはかつてオーウェンと自分が共同開発していたものだったが、オーウェンに裏切られて全てを奪われてしまったとウォルターは話す。

メリットとジャックとルーラの3人はその要求を拒否したがやらなければ死ぬだけだと脅され、何かを考え一人納得したダニエルはウォルターの要求をのむことに。

ダニエルたちはチェイスに付き添われチップを奪うために必要なマジックのネタを「イヨン」という店を訪れていた。

そこで中国語しか話せないおばあさんとその孫のリー(ジェイ・チョウ)が対応してくれてなんとか必要なものを準備することができた。

メリットはチェイスにOCTA社をジャックした時になぜ自分たちのタネがわかったのかと尋ねると、以前メリットに接触し催眠をかけてネタをつかんでいたと話した。

その後、その店にホースメンの後を追ってディランとサディアスがやってくる。

ディランはそこでかつて父親が使っていたマジックボックスを発見し昔を思い出す。

店主のおばあさんはディランがシュライク(リチャード・ラング)の息子であることに気が付き、父親が残したものだといい腕時計を渡してくれた。

この時、サディアスはツタンカーメンの形をしたマジック用の道具に入り姿を消してしまう。

ダニエルたちは盗みを依頼されたチップを南アフリカのギャングが購入しようとしていることを利用し、マカオのカジノに来ていたところに接触し催眠をかけて護衛になり済ました。

チップがある施設へやってくると厳重なボディチェックをうけてようやく中へと入れてもらえた。

ジャックは警備の隙をついてチップをとりだすとトランプに張り付け、警備に疑われ再びボディチェックを受ける中で皆でカードを回しあい盗んだチップを隠しきったのである。

だが最後に金属探知機を通らなければならず、ジャックはあらかじめ用意しておいた財布を利用してセキュリティを突破したのである。

チップを手に入れたホースメンだったがダニエルは独断でeyesに連絡をとっており、チップを渡すことと引き換えに自分たちを助けてくれるよう交渉していた。

ダニエルは一人で車を降りて商店街でeyesが来るのを待ったがそこへ現れたのはホースメンを助けに来たディランだった。

そこへウォルターの部下もやってきてダニエルたちは追い詰められてしまう。

ディランは機転を利かしてチップをダニエルから奪ったふりをしてダニエルにチップを預けたまま彼だけ逃がし、自分はウィルターの部下に大立ち回りを演じるが捕まってしまう。

ディランに助けられたダニエルは他のメンバーと合流しディランを助けに向かう。

ディランが目を覚ますとそこにはウォルターと父親であるトレスラーの姿が。

トレスラーは自分をはめてくれたディランたちへの復讐だといい、かつてディランの父親が失敗して命を落としたシュライクの箱に入れられ川に落とされてしまう。

絶体絶命のピンチの中、ディランは30年前の父親がいっていたことを思い出しイヨンでおばあさんから渡された父親の形見である腕時計を調べてみた。

すると小さな針のようなものが見つかり、それを使って箱を内側から開けることに成功したのである。

だが最後の最後でディランは力尽きてしまい、そこへダニエルが助けにやってくる。

どうにかチップを奪われることなくディランを助けることができたホースメンはウォルターに仕返しを計画するが仲間もおらずどうしていいかわからない。

5人はイヨンで作戦会議を行っていたのだが、そこへ店主のおばあさんが現れ見方入るといいダニエルたちに力を貸してくれたのである。

実はおばあさんはeyesのメンバーであり、ずっとダニエルたちを見守っていたのだという。

ただここでジャックが持っているチップが偽物であることに気が付き、すり替えるすきなどなかったのにどうしてと混乱する。

だがダニエルは自分たちが偽物をつかまされたことをウォルターは気が付いていないため、それを利用すればいいと語る。

ウォルターが恐れるのはチップを使われて自分の悪事をばらされることであり、ダニエルはそれを利用しようと考えたのである。

ダニエルたちはロンドンでショーを行うと動画で宣言し、そこであるネタばらしを披露すると口にした。

焦るウォルターだったがチェイスは奴らの手の内はわかっているといい対策を立てた。

ロンドンにやってきたダニエルたちはそれぞれゲリラライブを行い彼らを追うウォルターやFBIの視線を誘導していた。

これに気がついたチェイスはいち早くメリットに接触し今後の計画を聞き出した。

メリットは計画がばれたと皆に連絡するが、時すでに遅くウォルターにつかまってしまう。

5人は飛行機に乗せられチップを撃ばれてしまい、ウォルターもそれが本物であることを確認した。

これには動揺を隠せないホースメンだったが、チェイスが邪魔ものは始末するべきだといい一人ずつ飛行機から投げ捨てられてしまう。

祝杯をあげるウォルターとトレスラーだったがその酒がすり替えられていることに気が付き、更に窓には投げ捨てたはずのダニエルたちの顔が見える。

実は飛行機に乗せられるのもダニエルたちが誘導したことであり、すべては彼らの計画通りだった。

メリットがチェイスに接触されるのも計画の内で、この時ジャックがチェイスに催眠をかけていた。

ウォルターに捕まった時、それはダニエルたちが用意していたトラックであり、そのトラックで向かったのはダミーの飛行機だった。

巨大扇風機を使って飛んでいるように見せかけ、チェイスにはホースメンを飛行機から投げ捨てるようジャックによって催眠をかけられていた。

ホースメンは世間的に死んだことになっているウォルターが生きていることを暴露し、ホースメンの最後のメンバーであるディランを観客に紹介したのである。
ディランは集まってきたFBIにウォルターの悪事の証拠となるUSBメモリを渡し、その場から颯爽と姿を消した。

その後、ホースメンはeyesのメンバーであるおばあさんと孫のリーに招待され、eyesのアジトの一つに案内される。

そこでホースメンはeyesによって常に見守られていたことを知る。

またそこにはサディアスの姿もあり、実はサディアスとディランの父親であるシュライクは敵対関係ではなく協力していたことを知る。

2人もまたeyesのメンバーだったのである。

サディアスはディランに君も後継者を育てろと言い、事実上引退を宣言し後をディランに任せたのだった。

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今作も最後まで見ごたえのあるストーリーでしたね。

結局チップが本物偽物というくだりはなんだったのでしょうか?

敵が本当は味方だったというのがこの作品の流れですが、今回はサディアスが味方だったというオチでしたね。

正直文章だけでは伏線が描き切れていないので、是非作品を見てみることをおすすめします。

ダニエルが実際にマジックを行うシーンやトランプを使ってチップを隠し通すシーンなんかは必見です。

そういえばディランがアクションを行うシーンもありましたが、なんだか緑色が多かったようなw

まさかマーク・ラファロが演じるアレを意識しているってことはありませんよね?

ちなみに続編の製作も決定しているようなのでこれから楽しみですね。

以上がグランド・イリュージョン/見破られたトリックの感想とレビューでした。

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