ここでは実際に映画「デッドプール」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
デッドプールの評価・・・3つ星
原 題: Deadpool
製作年: 2016年
製作国: アメリカ
出演者: ライアン・レイノルズ モリーナ・バッカリン エド・スクライン
: T・J・ミラー ジーナ・カラーノ ブリアナ・ヒルデブランド
: レスリー・アガムズ カラン・ソーニ ジェド・リース スタン・リー
監 督: ティム・ミラー
製 作: ローレン・シュラー・ドナー サイモン・キンバーグ ライアン・レイノルズ
脚 本: レット・リース ポール・ワーニック
全米で3億ドル突破という、R指定作品としては破格の興収記録を打ち立て、世界中で大ヒットしたアクション。末期がんと宣告された元傭兵のウェイド(レイノルズ)は、治療を条件に謎の組織による人体実験に参加。不死身の肉体を手に入れるも容姿が醜くなった彼は、「イケメンのオレを返せ!」とばかりに、“デッドプール”と名のり、超人的な身体能力を武器に組織への復讐に乗り出す。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
Marvelシリーズはわりと好きで欠かさず見ているので、あまり興味はなかったのですが取りあえず見てみました。
率直な感想はまぁこんなもんかという感じです。
思っていた通り下品というか下劣というかそういう感じの言葉がよくあてはまるような作品でした。
Marvelにはいろいろなヒーローがいますが、まさに最低のヒーローでしたね。
R指定されているほどの作品なので、一緒に見る人は選んだほうがいいと思いますよw
出演者にはグリーン・ランタンなどに出演しているライアン・レイノルズ、海外ドラマホームランドなどに出演しているモリーナ・バッカリン、トランスポーターイグニッションなどに出演しているエド・スクライン、トランスフォーマー/ロストエイジなどに出演しているT・J・ミラー、エクストラクションなどに出演しているジーナ・カラーノ、これがデビュー作となるブリアナ・ヒルデブランド、ゴーストバスターズなどに出演しているカラン・ソーニ、Marvelコミックの原作者で毎回カメオ出演するスタン・リーなどが起用されていました。
ライアン・レイノルズはウルヴァリン: X-MEN ZEROでもデッドプールとして起用されており、キャラに直接の関連はないようですがこの時の起用でまたライアン・レイノルズが使われることになったのかもしれませんね。
デッドプール予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
以前は特殊部隊にいたウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は今ではトラブルシューターとして悪党から金を巻き上げて生活していた。
そんなウェイドが行きつけのバーに行った時娼婦のヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)と出会い恋に落ちる。
2人はお互いにつらい過去を持っておりすぐに意気投合した。
出会ってからしばらくたった後、ウェイドはヴァネッサにプロポーズし彼女も心から喜んだ。
だがその直後ウェイドは突然意識を失ってしまう。
病院に行ったウェイドは末期がんと宣告されてしまう。
ヴァネッサはあらゆる手を尽くしウェイドを救おうとするが、それがウェイドにはつらかった。
ある日のこと、ウェイドがバーに行くとスーツを着た見知らぬ男(ジェド・リース)が探していると言われる。
話を聞くとウェイドの病気のことを知っており、自分たちなら病気を治してヒーローのような強靭な肉体を手に入れることができるかもしれないと言われる。
ウェイドはうそくさい話だと本気にしなかったが、これ以上ヴァネッサの悲しむ姿を見たくないウェイドは一縷の望みを託して男の言う施術を受けることに。
ウェイドが運ばれた先にいたのはエイジャックス(エド・スクライン)と名乗る男で、政府の秘密機関んである実験をしているのだという。
それは人工的にミュータントを作る実験だった。
エイジャックスはウェイドをあらゆる方法で追い込み、体内にあるミュータント遺伝子を活性化させようとした。
だがウェイドの体に異変は現れない。
実験を重ねていく中でウェイドはエイジャックスが偽名であることに気が付き、フランシスという名前であることを知る。
本名を知られたフランシスはウェイドを低酸素状態にする装置にいれ彼を追い込む。
これによりウェイドの全身の皮膚は焼けただれたようになってしまい、顔も別人のように見にくくなってしまう。
だがミュータント遺伝子が活性化しがん細胞は全て死滅していた。
ミュータントとなったウェイドはフランシスから今いる場所は政府の期間などではなく、人工的にミュータントを作っては奴隷として金持ちに売る場所だと聞かされる。
ウェイドはフランシスを殺してやりたいほど憎んでいたが、フランシスは自分ならその見にくい顔を元に戻せると話す。
ウェイドはフランシスのパートナーであるエンジェル(ジーナ・カラーノ)のすきをついてマッチを奪い取ることに成功する。
そして装置が酸素濃度を調整している点を利用してマッチの火をつけて大爆発を引き起こしたのである。
すぐにフランシスが駆け付けてきて逃走を試みるウェイドと戦いになる。
フランシスもかつて同じように実験をうけ人工的にミュータントとなっており、痛みを感じなくなっておりパワーも常人よりもはるかに強くなっていた。
ウェイドはフランシスを取り押さえた時自分なら顔を直せるというフランシスにとどめを刺すことができず、逆に鉄パイプで体をつなら抜かれてしまう。
実験場はさらなる大爆発を起こし、施設は焼け落ちてしまう。
数時間後、積もった灰の下でウェイドが目を覚ます。
ウェイドはミュータントとなり回復力も大幅に上がっていたのである。
胸に開いた穴はすっかりふさがっていた。
その後街に戻ったウェイドはヴァネッサに会いに行こうとするが、街ゆく人の目がウェイドが化け物になってしまったことを物語っており、ヴァネッサに会うことができなかった。
ウェイドは顔を元に戻すためにフランシスの行方を探し始める。
行きつけのバーで親友からアドバイスももらい、自分のことをデッドプールと名付け、街にはびこる悪を手当たり次第にぶちのめしていくウェイド。
最初はコスチュームは白い色だったが、血で赤く染まってしまいコインランドリーに洗いに行くとおばあさんから赤い服をきれば手間が省けると言われ、その後は赤いコスチュームを着ることに。
この時アドバイスをくれたおばあさんは目が見えておらず、ウェイドはその後そのおばあさんとルームシェアすることになる。
悪党を成敗していく中でようやくフランシスの部下である男を発見したウェイドは、有無を言わさず居場所を聞き出した。
そしてタクシーに乗って高速道路の途中で降ろしてもらうと、標的の車に飛び乗ったのである。
派手に敵を蹴散らしたウェイドのことはすぐにニュースでも流れることに。
これを見ていたX-menのコロッサス(ステファン・カピチッチ)はネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(ブリアナ・ヒルデブランド)をつれて現場へ向かった。
どうやらコロッサスとウェイドは以前から知り合いのようだ。
ようやくフランシスを見つけたウェイドはフランシスの部下を皆殺しにしフランシスを捕らえることに成功する。
フランシスに自分の顔を元に戻すよう求めるウェイドだったがそこへコロッサス達がやってくる。
コロッサスはウェイドのあまりある力を有効活用するためにX-menへ入るよう勧誘を続けていたが、ヒーローという柄ではないウェイドは誘いを断り続けていた。
コロッサスはウェイドに説教を始めてしまい長い話になる。
するととらえていたフランシスは隙を見て逃げてしまう。
怒ったウェイドはコロッサスに攻撃を開始するが、素手でいくら攻撃してもコロッサスの体はびくともせず逆にウェイドの手足の骨が折れて行った。
コロッサスはウェイドを無理やり連れて行こうと手錠をかけるが、ウェイドは手首を切ってその場から逃げて行った。
ウェイドは斬った手が生えてくるまで休息をとることに。
一方、フランシスはウェイドのことを探し始め、ウェイドの行きつけのバーにもやってくる。
そこでウェイドには彼女がいることを突き止められてしまう。
バーの店主であるウィーゼル(T・J・ミラー)はすぐにウェイドに連絡を入れる。
ウェイドはヴァネッサが働いているストリップ・バーへ行き彼女を助けようとするが、醜い顔になってから初めて会う彼女の反応が怖くトイレに逃げてしまう。
覚悟を決めたウェイドはもう一度ヴァネッサに会いに行くが、ヴァネッサはフランシスの罠にかかって囚われの身となってしまったのである。
フランシスはヴァネッサを救いたければある場所へ来いと連絡を入れてくる。
ウェイドは家に隠してあったありったけの銃を集め、そもそもフランシスを逃がすことになった原因であるコロッサス達にX-menに入ることを条件に協力を依頼し以前乗ったタクシーでフランシスの指定した場所へと向かった。
目的地に着いたウェイドだったが、銃はタクシーの中に忘れてきてしまう。
フランシスは傭兵を雇いウェイド達に襲い掛かってくる。
敵の主力であるエンジェルはコロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドがうけもち、ウェイドは傭兵を手際よく殺していきフランシスの元へたどり着く。
フランシスはヴァネッサをウェイドの姿を変えた装置の中に入れており、戦いの前にスイッチを起動してしまう。
なんとか装置を止めることに成功したウェイドはフランシスと壮絶な斬り合いを演じる。
実力はほぼ互角だったが装置から脱出したヴァネッサがウェイドの剣を持ってフランシスに斬りかかり形勢はウェイド有利に傾く。
一方、エンジェルを徐々に追い詰めていくコロッサスだったが純情なコロッサスはエンジェルの胸がはだけているのをみて思わず顔をそむけてしまう。
そのすきにエンジェルはコロッサスの急所を殴り、倒れたコロッサスの首をケーブルで絞めて殺そうとする。
それを見ていたネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドは最大出力でエンジェルに攻撃を加える。
これによりあたり一面は吹き飛び、高い場所で戦っていたウェイド達の足場も崩壊を始める。
ウェイドはヴァネッサを装置の中に入れ危険から守った。
相場が倒壊した後、コロッサスはヴァネッサを回収し、ウェイドも遠くではしゃいでいたがフランシスはまだ死んでいなかった。
ウェイドはフランシスを取り押さえ、自分の顔を直すよう求めたが、実はそれはフランシスが付いた嘘だったことが分かる。
ウェイドはフランシスを殺そうとするがコロッサスがヒーローについて語り出し、ヒーローなら悪党を許す心を持てと言われる。
くどくどと長い話に飽きたウェイドは持っていた銃でフランシスの頭を撃ち抜き、次からはヒーローになるために努力すると語った。
その後ウェイドはヴァネッサに今の顔を見せることに。
マスクをとった顔にはヒュー・ジャックマンがつけられており、それを外したヴァネッサはその顔に驚くもそのうちなれるだろうと言いウェイドを受け入れたのであった。
エンドロール後
ウェイドはマスクにガウン姿で登場し、視聴者に対してデッドプール2の予告なんかないと笑いを誘う。
また冗談でサミュエル・L・ジャクソンが愛パッチをつけて登場するわけないだろうという。
更に今後ケーブルが出てくるかもしれないと言及し、配役にはメル・ギブソンかドルフ・ラングレンかキーラ・ナイトレイかもと口にするのだった。
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まさしくヒーローらしくないヒーローでしたね。
あと随所に他作品へのオマージュ(というには余りに雑だったが)が込められていました。
例えばウェイドが施設へ連れて行かれる時、「グリーンのコスチュームはかんべんしてくれ」とありましたが、これはライアン・レイノルズが過去にグリーン・ランタンを務めたことによるものでしょう。
他にもコロッサスがプロフェッサーに会ってくれという場面では「それってマカヴォイの方?それともスチュワート」というセリフがありましたが、これはX-menの映画で初期の年をとったプロフェッサーをパトリック・スチュワートが演じ、それ以前のファースト・ジェネレーションでジェームズ・マカヴォイがプロフェッサーを演じたことからでしょう。
最後のシーンではX-menでウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンのお面をつけていましたし。
他にもあったような気もしますが思い出せないのでこの辺にしておきますね。
とにかく今までにはない異色の作品だったことは間違いないでしょう。
セッ○スとかオ○ニーとか普通に言っていましたからねw
家族みんなで見ると気まずい雰囲気になることは間違いないので見る人を選んでみてくださいねw
以上がデッドプールの感想とレビューでした。