3つ星 アクション

映画ドラゴン・ブレイドのあらすじと感想をレビュー

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ここでは実際に映画「ドラゴン・ブレイド」を見ての評価と感想を書いています。

あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。

ドラゴン・ブレイドの評価・・・3つ星

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原 題: 天降雄獅/DRAGON BLADE
製作年: 2014年
製作国: 中国/香港
出演者: ジャッキー・チェン ジョン・キューザック エイドリアン・ブロディ チェ・シウォン
    : リン・ポン シャオ・ヤン ワン・タイリー ミカ・ウォン ジョゼフ・リュウ・ウェイト ローリー・ペスター
監 督: ダニエル・リー
製 作: ジャッキー・チェン スザンナ・ツァン
脚 本: ダニエル・リー

あらすじ

紛争地帯であった紀元前50年のシルクロードを舞台に、ローマ帝国と中国前漢の大激突を、元警備隊長とローマの将軍の友情を絡めて描き出す。ジャッキー・チェンが歴史に残る伝説の戦いを描いた歴史スペクタクル。 (TUTAYA Onlineより引用)

 

感想/レビュー

ジャッキー映画は昔から好きなため最新作であるこの映画も見るだけ見ました。

率直な感想はジャッキー・映画にしては残念と言った感じです。

やはりジャッキー・チェンも年をとってアクションに切れがなくなってきましたね。

それはそれで仕方のないことなのですが、最近の映画で言うとライジング・ドラゴンなどと比べても見劣りしてしまいますね。

フラッシュバックなどで場面が突然飛ぶ場面が多く、たまによくわからなくなることもあったので若干見にくかったです。

アクションはあまり期待できなので、スケールの大きな史実物として見るといいのではないでしょうか。

出演者には言わずと知れたジャッキー・チェン、フローズン・グラウンドなどに出演しているジョン・キューザック、戦場のピアニストなどに出演しているエイドリアン・ブロディに加えて中国や韓国といったアジア圏の俳優さんが多く起用されていました。

ドラゴン・ブレイド予告編動画(これからみようと思っている方に)

以下からはネタばれになりますので注意してください。

西域警備隊の隊長であるフォ・アン(ジャッキー・チェン)はシルクロードで起こる民族間のいざこざを解決して回っていた。

その日もいつものように民族間での争いの仲裁に入ったのだが、部族の女戦士であるムーン(リン・ポン)に戦いを挑まれてしまう。

しかしフォ・アンには戦うつもりなど全くなく、攻撃をかわしながら説得を続けるが聞いてもらえない。

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相手をうまくあしらっていたフォ・アンだったが、途中でムーンの顔を覆っていた薄布をとってしまう。

どうやらムーンのいる部族では女が素顔を見られると相手と結婚しなければならない掟があるらしく、争いを仲裁した後フォ・アンがムーンを訪れると夫になれと裸で迫られる。

困ったフォ・アンは何も見ていないと言いその場からそそくさと立ち去った。

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フォ・アンには国に妻がおり、妻はいろいろな民族の子供たちに平和を説いていた。

そんなフォ・アンに突然悪い知らせが入る。

金貨4箱を運んでいた者たちが殺され、その者たちは警備隊の印章が入った手形を持っていたのだという。

これにより警備隊の隊長であるフォ・アンは身に覚えにないことで反逆罪に問われてしまい、罰として雁門関に送られてしまう。

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雁門関に来たフォ・アンはそこで奴隷として服役している者たちと一緒に城の修復を行うことに。

だが作業は一向にはかどらず、ついには争いが起こってしまう。

数日後、雁門関にも慣れてきたフォ・アンだったがローマ帝国から約800の兵がやってくる。

敵を出迎えたフォ・アンは戦わない道を模索するが、敵の大将であるルシウス将軍(ジョン・キューザック)は砦はもらいうけると言ってきかず、フォ・アンと一騎打ちになってしまう。

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2人の実力は拮抗していたが徐々にルシウスが優勢になってくる。

だがここで突然砂嵐が発生してしまう。

フォ・アンは休戦を申し入れて、ローマ兵を雁門関の中に避難させてあげた。

フォ・アンはルシウスと飲み、フォ・アンは仲間になれると説くがルシウスはそんなものはあり得ないと否定する。

それからしばらくローマ兵は砦にとどまることになり、だんだん兵同士も打ち解けていく。

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フォ・アンはルシウスからローマ帝国の将軍であるティベリウス(エイドリアン・ブロディ)が反乱をおこし、自分の父親を殺し弟のプブリウス(ジョゼフ・リュウ・ウェイト)の目をつぶしたことを話した。

ティベリウスの反乱の時にルシウスはプブリウスを連れて国を脱出したのだという。

数日後、砦に執政官がやってきて砦の修復が遅いためあと15日以内で修理しなければ砦主を死刑に処すと言われてしまう。

砦主はフォ・アンに泣きつき、フォ・アンはルシウスに相談してみた。

すると15日以内に修理することは可能だという。

ルシウスは砦の図面を引き、正確に測量を行い砦修復のプランを立てる。

そして必要な機材を新たに作り、それを使って効率よく砦を修復していく。

砦には36もの部族が働かされていたのだが、砦の修復により一層絆が深まっていく。

そしてルシウスのおかげで15日以内に砦を修復することに成功したのである。

フォ・アンは36の部族が団結した証としてそれぞれの部族の旗を作りそれを砦に掲げたのである。

その夜、修復が終わったことを祝う宴が開かれ皆大いにはしゃいだ。

フォ・アンも戦争などせず部族が違っても手を取り合っていけるはずだという歌を歌い、それに対してプブリウスもローマに伝わる歌を歌ってくれた。

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プブリウスはフォ・アンをローマ軍の100人隊の隊長に任じてくれたのである。

だがこの幸せな時は突然崩れさることになる。

ルシウスが来た時同盟国であるパルティアに使いを出していたのだが、ティベリウスに先回りされてしまい数人が犠牲になってしまったのである。

更にティベリウスは砦に向かって進軍を開始したのだという。

その数は一万を超えると言い、とても太刀打ちできるものではなかった。

フォ・アンは国に戻り援軍を求めることに。

フォ・アンが国に戻ると、妻がフォ・アン反逆の罪により囚われようとしていた。

フォ・アンは兵から妻をつくい出し、面倒を見ている子供たちと逃げようとするが敵が多すぎる。

するとそこへムーンが加勢に現れフォ・アンは子供たちを逃がすことに成功するも、妻は矢で射られ命を落としてしまう。

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そのころ、砦にはフォ・アンの仲間だと偽って敵が入り込んでいた。

プブリウスを人質に取られたルシウスはなすすべなくつかまってしまう。

更にプブリウスは敵に追い詰められた末に臣下と共に自害してしまう。

ティベリウスはルシウスに一連の出来事は全て仕組まれたことであり、ティベリウスが警備隊のイン(チェ・シウォン)と共謀してやったことだと明かした。

インは裏切りに加担する代わりに司令官の座を約束されていた。

砦を制圧したティベリウスは恐怖政治により36の部族を分断し、それぞれの部族に金貨を渡す代わりに自分に従えと言ってきたのである。

フォ・アンが砦に戻ってきた時、全ての部族はティベリウスの支配下に置かれており、ティベリウスは最後にフォ・アンの身柄を要求してきたのである。

36の部族はフォ・アンの身柄を渡すことに同意しており、フォ・アンもそれがさだめならと自らの命を投げ出す覚悟を決める。

ただフォ・アンは一緒に砦を修復した時のことを思い出し、敵同しだったものが手を取り合って友となることの大切さを説き、最後に皆で作った旗を掲げたのである。

フォ・アンの言葉により砦の人間は目を覚ましティベリウスに反旗を翻すことに。

フォ・アンの作戦により、いったんはティベリウスに従ったふりをしてフォ・アンをローマ軍に引き渡した。

作戦では敵のすきをついてルシウスやその部下たちを救おうとしていたのだが、牢の鍵だけ奪って結局つかまってしまう。

フォ・アンは作戦を変更し牢屋を皆の力で壊すとルシウスの部下を助け出し脱出を試みたのである。

フォ・アンは一人別のところにつかまっていたルシウスを助けに行ったのだが、ルシウスは両目をえぐり取られており瀕死の状態だった。

ルシウスはローマ軍のいざこざに関わるなとフォ・アンに言ったが、フォ・アンに友を見捨てることはできなかった。

自らの最後を悟ったルシウスはフォ・アンにとどめを刺すようお願いし、フォ・アンは涙を流しながらルシウスの息の根を止めたのである。

仲間と合流したフォ・アンは岩などを使い城内の敵を蹴散らしていく。

なんとか外に出たフォ・アンだったがそこには万の軍勢が。

もう駄目だと思われたその時、36の部族が助けに来てくれたのである。

戦力は拮抗し両軍の兵が死んでいく中、フォ・アンを助けるためにムーンの部族も駆けつける。

これにより形勢は逆転するがティベリウスは最後まで戦うことをあきらめない。

フォ・アンはティベリウスとの一騎打ちを望み、最後の戦いが幕を開けた。

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だが戦う前からボロボロだったフォ・アンはティベリウスに歯が立たずもてあそばれてしまう。

ティベリウスはさんざんいたぶった後、フォ・アンを処刑しようとするが油断しきったティベリウスのすきをついてフォ・アンが反撃し形勢は逆転した。

一騎打ちはフォ・アンの勝利に終わり多くの国と民族を巻き込んだ陰謀はも崩れ去ったのである。

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物語の背景的な部分をかなり割愛してしまいましたが、文章にすると果てしなく長くなるのでこれで勘弁してください。

個人的にはそこまで面白い作品でもなかったので、あまり一生懸命書けませんでした。

題材となっているのはパルティア軍に包囲されたプブリウスが精鋭6000人を連れて包囲網を突破し東へ逃れたが、その後の行方が分からなくなってしまったという部分ですね。

どうなったのかはいまだにわかっていないのですが、今作では彼らはシルクロードを通って雁門関にやってきたということにしたんですね。

実際には今作のようにローマ軍と前漢が衝突したという記録はないということでしたが、夢のある話ではありますね。

ただそれと作品が面白いかという話は別ですね。

ジャッキー特有のアクションは見られませんので、それを期待している方は見ない方がいいと思いますよ。

以上がドラゴン・ブレイドの感想とレビューでした。

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