ここでは実際に映画「スプリット」を見ての評価と感想を書いています。

あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。

スプリットの評価・・・4つ星

原 題: Split
製作年: 2016年
製作国: アメリカ
出演者: ジェームズ・マカヴォイ アニヤ・テイラー=ジョイ ベティ・バックリー
    : ジェシカ・スーラ ヘイリー・ルー・リチャードソン ブラッド・ウィリアム・ヘンケ
    : セバスチャン・アーセラス ニール・ハフ キム・ディレクター リン・ルネー
監 督: M.ナイト・シャマラン
製 作: M・ナイト・シャマラン ジェイソン・ブラム マーク・ビエンストック
脚 本: M.ナイト・シャマラン

あらすじ

M・ナイト・シャマラン監督がジェームズ・マカヴォイを主演に迎えて贈るサスペンス・スリラー。23人もの人格を持つ多重人格の男に誘拐監禁された3人の女子高生を待ち受ける戦慄の恐怖と驚きの顛末をスリリングに描き出す。共演はアニヤ・テイラー=ジョイ、ベティ・バックリー。ケイシー、クレア、マルシアの女子高生3人は、友だちの誕生パーティの帰り道に見ず知らずの男に拉致監禁されてしまう。やがて鍵の掛かった薄暗い密室に閉じ込められていた3人の前に、誘拐犯が女性の格好で現われる。その後も潔癖症の青年や9歳の無邪気な少年など、現われるたびに格好ばかりか性格まで変ってしまう誘拐犯。なんと、男には23もの人格が宿っていた。そしてさらに“ビースト”と呼ばれるもっとも恐るべき24番目の人格も潜んでいたのだったが…。(TUTAYAオンラインより引用)

 

感想/レビュー

M・ナイト・シャマランが製作する3部作で、2000年に公開されたアンブレイカブルに続く第2作目となります。

スプリットはCMでもよく予告が流されていたので知っている人も多いかもしれませんが、前作にアンブレイカブルという作品があるということを知っている人は少ないと思います。

本作とは直接的な関係はないのですが、最後のシーンで前作のキャラが出てきていたり、3作目には両作を合わせたストーリーになるので合わせてみておいた方がいいでしょう。

個人的には1作目よりはこちらの作品の方がおもしろかったですね。

出演者はそんなに多くないですがジャームズ・マカヴォイは好きな俳優の一人ですし、彼のコロコロ変わる人格を見ているのはおもしろかったです。

続編のGlassはたぶん2019年ごろに公開されるますが、正直これらの内容を合わせてどのような感じになるのか想像もできませんね。

まあ取りあえず本作だけでもそれなりに楽しめると思うので興味のある方はご覧になってみてください。

出演者にはX-MENシリーズなどに出演しているジェームズ・マカヴォイ、ウィッチなどに出演しているアニヤ・テイラー=ジョイ、ハプニング等に出演しているベティ・バックリー、スウィート17モンスターなどに出演しているヘイリー・ルー・リチャードソン、ブライトなどに出演しているブラッド・ウィリアム・ヘンケ、テッド2などに出演しているセバスチャン・アーセラスらが起用されていました。

アニヤ・テイラー=ジョイは初めてみましたが今後が期待できる若手俳優の一人ですね。

スプリット予告編動画(これからみようと思っている方に)

以下からはネタばれになりますので注意してください。

ケイシーの回想

幼少期、ケイシー(イジー・コッフィ)は父親(セバスチャン・アーセラス)と叔父であるジョン(ブラッド・ウィリアム・ヘンケ)と狩りに出ていた。

ケイシーは父親から丁寧に狩りについての基本を教わっていたのだが、ケイシーは父親の知らないところで叔父から性的な虐待を受けていた。

ある時我慢の限界に達したケイシーは狩りにつかうショットガンを叔父に向けるが引き金を引くことはできなかった。

それから少しして父親が突然の心臓発作でこの世を去ってしまう。

ケイシーは叔父のジョンに引き取られることになったのだが、そこから彼女にとっての地獄の日々が始まるのだった。

ケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)は日々のつらさからクラスメイトとも距離を置くようになっていた。

だがある時クラス全員が呼ばれた誕生日会に参加することになり仕方なく参加した。

誘ってくれたクラスメイトは一人だけ誘わなかったらSNS上であることないこと書かれると危惧してのことだった。

パーティーも御開きになり散会していく中、ケイシーには迎えが来ずクラスメイトのクレア・ブノワ(ヘイリー・ルー・リチャードソン)とマルシア(ジェシカ・スーラ)がおくって言ってくれるとのことで、ケイシーは断り切れずに彼女らの父親が運転する車に乗った。

ここでもやはりうまくなじめないケイシーだったが、運転席に座ったのは車を運転するはずのクレアの父親ではなく全く別の人間だった。

当然クレアは何をしているのかと尋ねたが、男は無言で睡眠スプレーを撒き散らしくれ後マルシアは眠らされてしまう。

助手席に座っていたケイシーは恐怖のあまり声をあげることもできず、そっとドアに手をかけたがそれに気がついた男はケイシーも眠らせてしまった。

ケイシーが目を覚ますとそこは鍵のかかった密室で、クレアとマルシアの姿もあった。

状況を把握するのに精いっぱいの3人だったがそこへ誘拐犯のデニス(ジェームズ・マカヴォイ)がやってくる。

デニスはマルシアを指名して部屋の外へ連れていき何かをしようとする。

この時ケイシーはとっさにマルシアに「(犯されそうになったら)おしっこひっかけちゃえ」とアドバイス。

マルシアはそのアドバイス通りおしっこをもらし、潔癖症のデニスはすぐにマルシアを部屋に戻した。

だんだん冷静さを取り戻してきたクレアは今度同じような状況になったら半年間ならった空手で男をふっ飛ばすから協力してほしいとケイシーに持ちかけてくる。

だがケイシーはそれがうまくいかないことを確信しており、一人で今の状況を精一杯把握しようとしていた。

少しすると部屋の外で会話が聞こえ出し、隙間からのぞくと女性の格好をした人物の姿が見えた。

クレア達は別の人間が来たのだと考え大声を出し助けを求めたが、ドアを開けて現れたのは女装した先ほどの男だったのである。

混乱するケイシーたちだったがしばらくすると再びデニスがやってきて、トイレなどをきれいにするように指示を出してきた。

一方、誘拐犯の男は精神科医カレン・フレッチャー博士(ベティ・バックリー)を何度も訪ねており、そこではバリーと名乗っていた。

どうやらフレッチャー博士はバリーの主治医であり、彼の特異性を認識している数少ない人間の一人のようだ。

その日フレッチャー博士はバリーの行動がいつもと違うことに違和感を感じていたがそれを指摘することはなかった。

少しして眠りについたケイシーが目を覚ますとクレア達がドアの方を見ろと促してくる。

そこにはデニスとは別の格好をした例の男が座っており、男は自分のことをヘドウィグと名乗ったのである。

ケイシーが年齢を尋ねるとヘドウィグは9歳だと答えた。

これでケイシーたちは誘拐犯の男が多重人格者であることを確信したのである。

ケイシーは無邪気なヘドウィグを仲間に引き入れて逃がしてほしいと頼むが、デニスやパトリシアさんが許さないと断られてしまう。

しばらくしてケイシーはヘドウィグとの会話を思いだし、今は安全になったという言葉と新しく塗られた壁から、その部屋からは抜け道があったのではないかと考える。

3人は協力して壁を叩き抜け道を探し、天井に通気口があるのを発見する。

そこへヘドウィグが来そうになるが、ケイシーとマルシアは扉を抑えて中に入ってこれないようにし、その間にクレアは天井をはがし通気口から逃げることに成功する。

だが出口を見つけることはできず結局デニスに捕まってしまった。

更にデニスはクレアを別の部屋に監禁しケイシーたちにもう会えないと伝えたのである。

その後パトリシアが二人の前に現れ別の部屋で食事をふるまってくれた。

マルシアは無防備なパトリシアを見て逃げれると考え、止めるケイシーを無視してパトリシアに攻撃を加えてひるんだすきに逃げてしまった。

しかし結局逃げきることはできず捕まってしまいクレア同様別の部屋に一人で監禁されてしまった。

一人残されたケイシーは脱出するためにヘドウィグにとりいろうとする。

ヘドウィグもだんだん心を開いてきたのか、ケイシーを自分の部屋に案内してくれた。

ケイシーはそこでヘドウィグからトランシーバーを盗み無線で外との交信を試みた。

誰かわからない人間につながったもののケイシーの言っていることは信じてもらえず、ヘドウィグからデニスに入れ替わり作戦は失敗に終わる。

一方でフレッチャー博士の元へ何度も足を運ぶバリーだったが、博士はバリーの様子から主導権を握っているのがバリーではない別の人格であることを見抜いていた。

この時支配していたのはデニスであり、デニスは博士も23人しか認識していない人格に24番目の人格であるビーストが存在すると話す。

博士もビーストの話はきいたことがあったが架空の人格であると考えていた。

それ以外にも彼に不審な点を感じ始めていた博士は後日彼の家を訪ねることに。

その日、デニスはどこかに行こうとしていたのだがそこへ丁度博士がやってくる。

デニスは博士を歓迎し、自分の中の人格に派閥があることなどを話した。

またデニスらの最初の人格はケビンという名前で、幼少期に母親からひどい虐待を受けており、彼を守るために様々な人格が現れたのだという。

更にそこでデニスは以前ビーストに関して嘘をついていたことを明かし、筋骨隆々で背が高く、少しの突起がある壁なら素手でよじ登ることができると話す。

博士はあくまでそれは架空の人格であると思っていたのだが、帰り際にデニスに不審な点を感じ、扉の鍵の部分にハンカチを挟みトイレに行かせてほしいと頼んだ。

博士はトイレに行くふりをして別の部屋のかぎを開けてみた。

するとそこにはクレアが倒れており、彼らがこれから行おうとしていることがはっきりとわかったのである。

博士はデニスを止めようとするが睡眠スプレーで眠らされてしまった。

その後デニスは一人で出かけて人格を入れ替えながら花束購入し駅に来ていた。

それはビーストを迎え入れるための儀式のようなものだったのである。

デニスが列車に乗るとそこでビーストの人格が顕現し、これまででは考えられないほどの筋骨隆々な男になったのである。

ビーストはまさに野生の動物のような人格であり、素早い身のこなしで家に向かっていた。

そのころ、ケイシーは偶然手に入れたくぎを使ってカギをこじ開けて逃げようとしていた。

一つ扉を開けた先にはパソコンもあったのだがネットにはつながっていない。

そのパソコンにケイシーは23個の動画ファイルが保存してあることに気が付き、ファイル名は名前になっていた。

ケイシーは一つ一つ再生し、誘拐犯の人格が本当に23個あることを知る。

一方、家に戻ってきたビーストはまず博士を寝かせていた部屋に行っていた。

博士は意識を取り戻しており、朦朧とする意識の中紙にある言葉を書いていた。

そこへビーストがやってきて博士は殺されてしまう。

ビーストは更にクレア達の元へいき、彼女らを襲い始めたのである。

なんとか部屋から脱出したケイシーはクレア達を助けようと部屋まで行ったのだが、この時すでにビーストに襲われていた。

ケイシーは急いで逃げだし博士の死体がある場所で「ケビン・ウェンデル・クラムの名前を呼べ」というメモを見つけ、そこへビーストがやってくる。

ビーストはケイシーにも襲いかかろうとするが、ケイシーはケビン・ウェンデル・クラムと名前を呼んだ。

するとケビンの人格が表に出てきて、今は2014年だろう?と質問してくる。

ケビンはもう2年以上表に出てきていなかったのである。

ケイシーが違うと答え博士の死体を見ると自分のしたことを認識し、ケビンはケイシーに棚にショットガンがあるためそれで自分を殺せといってくる。

だがこれでケビンの人格は再び眠りについてしまいさまざまな人格が主導権を争い最終的に再びビーストが現れる。

ケイシーは博士がハンカチを挟んでいたおかげで扉をこじ開けることができ、ケビンから教えられていたショットガンの弾のありかまでやってきてすぐに装填した。

ケイシーは長い地下道を逃げ回るがその先は行き止まりだった。

檻のような場所があり、ケイシーはその中に入り銃を構えてビーストを待ち構える。

ビーストはショットガンごときで自分を殺すことなどできないと話しケイシーに近づいてくる。

ケイシーはビーストに向かって発砲するが、宣言した通りその程度でビーストを止めることなどできなかった。

銃も弾がなくなりケイシーは檻の中で絶体絶命のピンチ陥る。

鍵がかかった檻をビーストはこじ開けようとするが、ここで日の光が差し込み、ケイシーの体に無数の傷があることに気が付く。

ビーストが標的にしていたのはけがれた不純な人間だったのだが、彼女を見たビーストは苦難を知り純粋な心を持っているといってケイシーを見逃し去っていったのだった。

その後、地下道につながる動物園の職員がやってきてケイシーは無事に保護された。

治療を受け警察から叔父が迎えにきたと聞かされるケイシーだったが、彼女は目で警察官にある決意を訴えるのだった。

逃げたビーストは目まぐるしく変わるデニス、パトリシア、ヘドウィグと会話をかわし、認知された自分が世界を変えうるのだと話すのだった。

とある食堂で、今回の拉致事件のニュースが流れており、3人の死体が見つかったことが公表されていた。

そのニュースを見た客は15年前に起こった事件によく似ていると話し、その時の男にはニックネームがついていたと話していた。

そのニックネームを思い出せない客だったが、その隣には15年前の事件に関与したデヴィッド・ダン(ブルース・ウィリス)が座っておりミスターガラスだと話すのだった。

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なかなかおもしろい展開でしたね。

正直ケイシーの生い立ちにはかなり同情できる部分がありましたね。

最後のシーンで警察官に目で訴えていたのは自分はもう叔父の言いなりにはならないと言ったことだったのでしょう。

最後の最後には前作で活躍したデヴィッド・ダンも登場しましたね。

ビーストが捕まっていないことから続編の展開はヒーローデヴィッド・ダンvsビーストのような構図になるんですかね?

本作のテーマには世の中には超人的な能力を持っている人間がいるという明確なものがあるので、両者を通じて超人存在が明らかになるような展開になるような気もしますね。

続編の『Glass』は2019年1月18日の公開を目指して製作され、ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームズ・マカヴォイ、アニャ・テイラー=ジョイの4名が続投することに決定しています。

どのような展開になるのか今から非常に楽しみです。

以上がスプリットの感想とレビューでした。

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