3つ星 ミステリー

映画ダ・ヴィンチ・コードのあらすじと感想をレビュー

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ここでは実際に映画「ダ・ヴィンチ・コード」を見ての評価と感想を書いています。

あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。

ダ・ヴィンチ・コードの評価・・・3つ星

原 題: The Da Vinci Code
製作年: 2006年
製作国: アメリカ
出演者: トム・ハンクス オドレイ・トトゥ イアン・マッケラン アルフレッド・モリーナ
    : ジャン・レノ ポール・ベタニー ユルゲン・プロホノフ
    : エチエンヌ・シコ ジャン・ピエール・マリエル セス・ガベル
監 督: ロン・ハワード
製 作: ブライアン・グレイザー ジョン・コーリー
脚 本: アキヴァ・ゴールズマン

あらすじ

ダン・ブラウンの同名世界的ベストセラーをロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演で映画化した話題のミステリー大作。レオナルド・ダ・ヴィンチの名画に隠された暗号を解き明かし、キリスト教をめぐる人類史上最大の秘密に迫る。ある日、ルーヴル美術館で館長のジャック・ソニエールが殺害される事件が起こる。遺体は奇妙な体勢で横たわり、周囲には不可解な暗号らしきものが記されていた。フランス司法警察のファーシュ警部は、講演のためパリに滞在していたハーバード大学教授ロバート・ラングドンに協力を依頼、事件現場に呼び出すが…。(TUTAYA Onlineより引用)

 

感想/レビュー

3作目であるインフェルノが公開されたのでこの機会に通してみようと思い、ちょうどTVで放送していたのを見ました。

10年前ぐらいに1度見たことはあったのですが、当然内容は忘れているので改めてみたのですが、やっぱり今見ても難解でした。

というよりも映画内で提示される知識量が半端なく、観賞中には消化しきれないため難解になっているわけです。

つまりすべてが理解できればスゴイ面白作品だと思うのですが、残念ながら理解できるまで見る気力も湧きませんでした。

見れば見るほど面白くなるのは間違いないと思いますよ。

出演者にはグリーン・マイルなどに出演しているトム・ハンクス、アメリなどに出演しているオドレイ・トトゥ、ロード・オブ・ザ・リングシリーズなどに出演しているイアン・マッケラン、スパイダーマン2などに出演しているアルフレッド・モリーナ、レオンなどに出演しているジャン・レノ、アベンジャーズシリーズなどに出演しているポール・ベタニー、エアフォース・ワンなどに出演しているユルゲン・プロホノフ、エンパイア・オブ・ザ・ウルフなどに出演しているエチエンヌ・シコ、海外ドラマフリンジなどに出演しているセス・ガベルらが起用されていました。

メイン舞台がフランスになっていることもありフランスの俳優とその周辺国の俳優さんが多く起用されていましたね。

ジャン・レノが微妙に悪役になっているのは新鮮な感じでした。

ダ・ヴィンチ・コード予告編動画(これからみようと思っている方に)

以下からはネタばれになりますので注意してください。

ルーヴル美術館で館長であるジャック・ソニエール(ジャン=ピエール・マリエール)がシラス(ポール・ベタニー)という謎の男に殺された。

銃で撃たれたソニエールは死ぬ間際に血で記したダイイングメッセージと自らの体にダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」と同じような文様を刻んでいた。

パリで講演を行いサイン会を開いていたロバート・ラングドン(トム・ハンクス)の元へフランス警察が現れソニエールの死体写真を見せ協力を依頼される。

その理由はロバートが死ぬ直前のソニエールからメールを受け取っていた張本人で、宗教象徴学の専門家だったからである。

ロバートはソニエールから連絡があり約束の場所でずっと待っていたが彼は現れなかったと警察に話した。

ルーヴル美術館に付くとロバートはソニエールの死体を見てすぐに「ウィトルウィウス的人体図」であることに気が付くがそれがなにを意味しているのかはわからなかった。

更に死体の横にはダイイングメッセージがあったが、それが意味するものもよくわからなかった。

そこへ暗号解読官のソフィー・ヌヴー(オドレイ・トトゥ)が現れ、ダイイングメッセージの1行目にある数字の羅列がフィボナッチ数列であることを報告する。

ソフィーはロバートに本部に連絡するようにとメモを渡し、ロバートはすぐに電話をかけるがつながったのは本部ではなくソフィーが用意した伝言だった。

その伝言にはロバートの身が危険にさらされていると吹き込まれていた。

トイレに行くと言い席を外したロバートはソフィーと落ちあいなにがどうなっているのか説明を求めた。

ソフィーはダイイングメッセージには実は最後の1行があったと言い、写真を見せた。

そこには「PS.ロバート・ラングドンを探せ」と記されていたのである。

フランス警察のファーシュ(ジャン・レノ)はそのメッセージを見て犯人はロバートであると決めつけているのだという。

更にロバートのポケットには発信機が仕込まれていた。

ソフィーはPSの意味がわかるかとロバートに尋ね、普通に追伸という意味だろうと答えたが、ソフィーは別の意味があると話す。

実はソニエールはソフィーの祖父であり、一緒に住んでいたころソニエールはソフィーのことを「プリンセス・ソフィー(PS)」と呼んでいたのだと語る。

つまりあのダイイングメッセージはソフィーとロバートに向けられたものだったのである。

ロバートは発信機をトイレからトラックに投げ込み警察の目を欺くと誰もいなくなった美術館で暗号の解読に取り掛かった。

するとダ・ヴィンチに関連した絵画の近くに別のメッセージが隠されており、最後に謎の鍵が見つかった。

ロバートたちはそのカギを持って急いで美術館から脱出し、カーチェイスの末警察から逃げることに成功したのである。

2人は公園のテーブルに腰をかけてこれからどうするかを考えた。

手に入れた鍵には百合の紋章が付いており、それを見たロバートはソニエールがシオン修道会に関係していたのではないかと語る。

シオン修道会(The Priory of Sion)は、1099年に、十字軍の指揮官であったゴドフロワ・ド・ブイヨンというフランス人によってエルサレムで結成された。ゴドフロワは南仏プロヴァンスにおいてかつて有力な貴族であったメロヴィング朝の末裔である。その一族はキリストの時代よりずっと、キリストの血脈とその事実を抱えており、ゴドフロアが自身の身に危険が迫ってもその秘密を守り抜くための組織として設立したのがシオン修道会である。そしてシオン修道会が、ヘロデの神殿跡に隠されていたその事実を裏付ける秘密文書の捜索と守護を目的として結成したのがテンプル騎士団だった。テンプル騎士団は、治安維持という名目でエルサレムを訪れ、ついにその秘密の文書を見つけたという。
 シオン修道会は、その秘密を『聖杯』と呼び、何度もその隠し場所を移しながら、キリスト教会にとって最も都合の悪いその事実を、暴露する気を窺っていた。いつしかシオン修道会の存在は誰にも知られる事なく闇と消えてしまったが、最近発見された秘密文書には、そのシオン修道会が実在していた事、そして歴代の総長の名前が列挙されていた。その中には、ニュートン、ボッティチェリ、ビクトル・ユゴー、最近ではジャン・コクトーといった名前があり、さらにレオナルド・ダ・ヴィンチも入っていた。(http://danbrown-davinci.seesaa.net/article/19536891.htmlより引用)

 
一方、ソニエールを殺したシラスはソニエールからあるメッセージを聞き出しており、そのメッセージに従って行動しある協会にやってきていた。

そこで百合の紋章の下を探すが求めていたものは見つからなかった。

シラスの行動を目撃したシスターはソニエールを含む4人の人間に電話をかけるが全員つながらない。

この時すでにその4人はシラスによって殺されていたからである。

シラスはシスターを殺害すると別の手掛かりを求め姿を消した。

そのころ、手に入れた鍵にある住所が書かれていることに気がついたロバートたちはその場所へと向かった。

そこは厳重に警備された貸金庫であり、手に入れた鍵はその倉庫の鍵だった。

ロバートたちはそのカギを使ってソニエールの残したものを発見するが、この時2人は指名手配されており警察に通報されていた。

ソニエールが残したものはクリプテックスと呼ばれるパズルのようなもので、中には文書が入れられているという。

ただし無理やりこじ開けたりすると酢酸の瓶がわれて中の文字が読めなくなるという。

ここで金庫の管理人が警察が来たことをロバートたちに話し、金庫のかぎが最高レベルだったため逃走手段を確保してあると言い2人を狭い車の荷台にのせて逃げてくれた。

実はロバートは幼少期に井戸に落ちたことがあり、それ以来閉所恐怖症になっていた。

クリプテックスをみたソフィーは小さい頃にソニエールに同じものを作ってもらったことがあると話し、それを聞いたロバートはシオン修道会にいたソニエールは後継者としてソフィーを育てていたのではないかと考えたが、ソフィーにそのクリプテックスを開けることはできなかった。

しばらく走るとロバートの発作が起こってしまったため、ソフィーは以前母親がやってくれた落ち付く所作をやってくれ、ロバートの心は落ち着いた。

ソフィーは幼少期に両親と兄を事故で失っており、祖父であるソニエールが引き取ってくれたとも話した。

その後、山奥で車が止められ車を運転していた金の管理人が2人が指名手配犯であることをいいことに金庫の中身を要求してきたのである。

ロバートはクリプテックスを渡すふりをして機転を聞かせて車を奪いその場から逃げることに成功した。

ロバートは自分ではクリプテックスを開けることはできないといい、旧友であるリー・ティービング(イアン・マッケラン)を訪ねたのである。

ロバートとソフィーはそこでリーから聖書にも記される失われた聖遺物、聖杯を巡る確執の話を聞かされる。

リーの話によると「著名な壁画「最後の晩餐」でダ・ヴィンチは聖書では生涯を独身で終えたはずのイエス・キリストが、じつはマグダラのマリアと呼ばれる女性と結婚をしており、磔にされたとき、彼女はキリストの子供を身ごもっていた、とにわかには信じられない説をリーは語る。キリストの死後、マリアは女児を生み、その女児はキリストの継承者となったが、男性を権威の根源とするカトリック教会は彼女の存在を否定し、キリストの血を絶つために魔女狩りを行った。その後、マリアの遺体と彼女の子孫はシオン修道会によって秘匿された。」という。

ロバートは、聖杯の正体はキリストの継承者であるマリアの子孫だと確信するが、そこにカトリック教会と手を組むオプス・デイの殺し屋シラスが現れクリプテックスを奪おうとする。

なんとかシラスを撃退することができたが警察がやってきてしまったためロバートたちはリーとその付き人であるリュガルテ(ジャン=イヴ・ベルトロット)を加え、シラスを人質にして飛行機で逃亡した。

その飛行機の中でクリプテックスを開けるヒントが箱に隠されているのを見つけ、聖杯が眠る可能性があるテンプル騎士団の墓所に向かった。

ロンドンに到着すると先回りしたファーシュら警察がやってきていたが、リーの機転によりばれずに済んだ。

実はファーシュもオプス・デイの一員であり、組織のリーダーであるアリンガローサ(アルフレッド・モリーナ)から連続殺人の犯人はロバートであると告げられていたため執拗に追っていたのである。

だがその話は真っ赤な嘘であり、アリンガローサがロバートを追い詰めるための口実だった。

またアリンガローサも実は裏で導師という人物に操られていたのである。

ロバートたちはテンプル騎士団の墓にやってくるが、そこには手掛かりとなるようなものはなかった。

するとここで人質にとっていたシラスが自力で拘束を解き、ソフィーを人質にとってしまう。

更にリーの付き人であるリュガルテが裏切りクリプテックスを奪い、リーを人質にとって逃げてしまう。

リュガルテは自分が導師でありこれまで指示を出していたとシラスにつげ、任務は終わったっためオプス・デイの宿舎で待っているように指示した。

ただリュガルテもまた導師に操られている一人であり、ある場所へ行き導師にクリプテックスを渡し金を受け取っていた。

その導師とはなんとリー自身であることが判明する。

ロバートとソフィーは聖杯を探すため、暗号を手掛かりにシオン修道会総長だったアイザック・ニュートンの墓所ウェストミンスター寺院に向かった。

しかしそこには導師であるリーが先回りしており、自分こそが事件の黒幕であることを明かす。

リーは、シオン修道会が「新世紀を迎えた時にキリストの継承者の存在を公表する」という方針を反故にしたことに反発し、オプス・デイを利用して聖杯の在処を暴き出そうと企んでいた。

リーはロバートを人質にしてソフィーにクリプテックスを開けさせようとするが、ソフィーには開けることができない。

ロバートは自分に時間をくれと言い暗号を手掛かりにニュートンの墓を思いだしながらクリプテックスを開けるための暗号を考えた。

だが結局暗号を解くことはできず、ロバートはクリプテックスを投げ捨ててしまい中の瓶が割れ文書は読めなくなってしまったと考えられた。

一方、リーはそこに来る前にオプス・デイの宿舎に連続殺人犯がいると警察に密告しており、シラスの元へ大量の警察がやってきていた。

これを悟ったアリンガローサはシラスを助けるために現場へ向かったが、警察に抵抗したシラスに間違われて撃たれてしまう。

結局シラスは警察に射殺されてしまい、ファーシュは自分がアリンガローサにただ利用されていただけだったことを知る。

ファーシュはシラスが持っていた携帯の履歴から導師を呼ばれる人物がリーであることを突き止め、GPSをたどりウェストミンスター寺院にむかった。

ロバートがクリプテックスを破壊した後、ファーシュがやってきてリーは逮捕されることになる。

これで聖杯に続く道は途絶えたと思われたが、実はロバートはクリプテックスを破壊する前に暗号を解き文書をとりだしていた。

その文書から聖杯がテンプル騎士団によって建てられたロスリン礼拝堂にあると考えられた。

2人はロスリン礼拝堂で立ち入り禁止区域の秘密の部屋を発見し、そこでシオン修道会が残した大量の史料を発見する。

そこにはソニエールの物もあり、ソフィーの両親の事故に関する記事も残されていた。

ただしそこにはマリアの棺はなかった。

それを見たロバートはソフィーこそがキリストの継承者であるマリアの子孫であることを確信し、それをソフィーに告げる。

幼少期、事故にあったソフィーは死んだことにされ、シオン修道会のリーダーであるソニエールに引き取られたのである。

ソニエールが”プリンセス・ソフィー”と呼んでいたのはそのままの意味だったのである。

秘密の部屋から出た二人の前にソニエールの中までシオン修道会のメンバーだと名乗る人物たちが集まり、ソフィーのことをずっと待っていたと語った。

更に話をしていた老婆はソフィーの実の祖母であると話したのである。

その後、ソフィーはそこに残る決意をし、聖杯はソニエールがどこか別の場所に移してしまったためわからなくなったとロバートに話した。

パリに戻ったロバートはカミソリで肌を傷つけたことで血脈とローズ・ラインのことが頭に浮かび、ある仮説が思いつく。

ロバートはすぐにルーヴル美術館へ向かい、そこで暗号通りの場所を発見する。

まさにそこにはマリアの棺がおさめられていたのである。

ロバートはその場でひざまづき、聖杯に敬意を示すのだった。


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正直全然書ききれていないのですが、あまりにも情報量が多いのでこれで勘弁してください。

結局オチとしては捜査していたソフィー自身が聖杯であり、リーはヴァチカンからうとまれていたオプス・デイを利用してキリストが神ではなく人間であることを子孫のソフィーを利用して暴露しようとしていたということです。

つまりこれによってキリストを神とあがめているヴァチカンの権威を失墜させようとしていたということですね。

正直シオン修道会やらテンプル騎士団やら影の議会やらオプス・デイやらいろいろ出過ぎて今でも結構混乱しています。

リーとロバートが話している内容を何度も聞き直すことできっと理解できるのでしょうが、そこまでの気力はないですね。

まあ何となくわかった気になっているのでこれで良しとしましょう。

ちなみに作中で出てきた組織は現実に存在する組織の実態とは異なるようなのであくまでフィクションとして楽しんでくださいね。

以上がダ・ヴィンチ・コードの感想とレビューでした。

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