3つ星 サスペンス

映画マネーモンスターのあらすじと感想をレビュー

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ここでは実際に映画「マネーモンスター」を見ての評価と感想を書いています。

あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。

マネーモンスターの評価・・・3つ星

原 題: Money Monster
製作年: 2016年
製作国: アメリカ
出演者: ジョージ・クルーニー ジュリア・ロバーツ ジャック・オコンネル ドミニク・ウエスト
    : カトリーナ・バルフ ジャンカルロ・エスポジート クリストファー・デナム
    : レニー・ヴェニート クリス・バウアー デニス・ボウトシカリス
監 督: ジョディ・フォスター
製 作: ダニエル・ダビッキ ララ・アラメディン ジョージ・クルーニー グラント・ヘスロヴ
脚 本: ジェイミー・リンデン アラン・ディ・フィオーレ ジム・カウフ

あらすじ

ジョディ・フォスターが監督を務め、ジョージ・クルーニーを主演に迎えて贈る社会派サスペンス。生放送中に拳銃を持った男にジャックされた人気経済番組を舞台に、人質に取られた司会者がカメラの前で犯人と繰り広げる緊迫のやりとりの行方をスリリングに描く。共演はジャック・オコンネル、ジュリア・ロバーツ。人気司会者リー・ゲイツの軽妙なトークがウリの投資情報番組“マネーモンスター”。番組ディレクターのパティは、台本を無視して暴走するゲイツに毎回手を焼いていた。そんな中、いつものように生放送が始まるが、そこへ銃を持った若者が乱入、ゲイツを人質に取り、番組をジャックしてしまう。ゲイツのせいで全財産を失ったと怒りを露わにする犯人を必死でなだめようとするゲイツだったが…。(TUTAYA Onlineより引用)

 

感想/レビュー

たまたまテレビでやっていたのを見ることができました。

タイトルと出演者だけは知っていてなんとなく金融業界の話なんだろうなぁと思っていたのですが、実際に見てみると全く違う内容でした。

金融は金融なんですけどそれがメインではなくて、それをうまく使って裏で悪いことをしている闇を暴くというような感じですね。

しかも普通に暴くのではなくてやむにやまれずっていう感じでしたね。

株取引などの専門的な知識がなくても見れる内容でしたけど、おもしろいかどうかは微妙なところですね。

出演者にはオーシャンズシリーズなどに出演しているジョージ・クルーニージュリア・ロバーツ、不屈の男アンブロークンなどに出演しているジャック・オコンネル、300などに出演しているドミニク・ウエスト、大脱出などに出演しているカトリーナ・バルフ、スーサイド・ライブなどに出演しているジャンカルロ・エスポジート、ボイラ休止中の保存方法などに出演しているクリストファー・デナム、メン・イン・ブラックシリーズなどに出演しているレニー・ヴェニート、ハドソン川の奇跡などに出演しているクリス・バウアー、ボーン・レガシーなどに出演しているデニス・ボウトシカリスらが起用されていました。

主演以外はほとんど知らない俳優ばかりでしたが、オーシャンズ以来ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツのコンビが見られて懐かしかったですね。

マネーモンスター予告編動画(これからみようと思っている方に)

以下からはネタばれになりますので注意してください。

人気財テク番組「マネーモンスター」で司会を務めるリー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)は番組内で安定して成長する株の銘柄を紹介していた。

ある時リーは右肩上がりで価格を伸ばしていたアイビス社の株をお勧めだといって紹介するのだが、数日後にその株が大暴落してしまう。

番組では暴落した原因を明らかにするためアイビス社のCEOであるウォルト・キャンビー(ドミニク・ウェスト)を呼んでインタビューをすることに。

世間での発表では暴落した原因はプログラムによるバグで売りが集中してしまったためだといわれていた。

インタビューの日、リーたちはいつも通り番組をスタートさせるが、肝心のウォルトが飛行機のトラブルで会場に到着していなかった。

仕方なくアイビス社の広報担当であるダイアン・レスター(カトリーナ・バルフ)と生中継をつなぎ説明してもらおうと思ったのだが、生放送が始まると謎の男がスタジオに入ってくる。

ディレクターのパティ(ジュリア・ロバーツ)はいつものようにリーがアドリブで何かを行おうとしていると考えるが、リーにもその男に見覚えはなかった。

するとその男は銃を取り出し発表するとリーを人質にとり放送を続けるように要求してきたのである。

パティはやむを得ず放送を続け、男が何者で動機が何なのかをリーに探らせることに。

男の名はカイル(ジャック・オコンネル)といい、リーに爆弾のチョッキを着せるとアイビス社の株が暴落した原因を教えろと迫ってくる。

どうやらカイルは番組を見てアイビス社の株を購入し大きく損をしたらしい。

リーが損害金額について尋ねると6万ドルだという。

リーは損した分については補填してやるからというが、カイルは暴落した8億ドルの補填をするよう求め、暴落の原因はリーたちが情報操作を行い裏で儲けているからだと主張する。

もちろんそんなことはないのだが、全財産の6万ドルを失ったカイルを説得することはできない。

パティはアイビス社のレスターと話すが社長は飛行機に乗っているため捕まらず原因も分からないという。

レスター会社の上司から生放送での対応は控えるようにいわれるが、人の命がかかっているため無視することはできず、中継に出てしまった。

だがレスターもカイルの求める答えを与えることはできず、カイルは更に逆上してモニターを破壊してしまう。

パティはなんとか原因を探るべく会社の自動取引のプログラムを作った金融工学者に話を聞けと指示を出す。

リーは下がった株価の価値が戻ればカイルも納得すると考え、今現在数千万人が見ている番組でアイビス社の株を買って価値を引き上げようとする。

だがリーの思惑とは裏腹に価値は下がってしまった。

これにはさすがのリーも気を落とした。

警察は社員の非難を進めながらカイルを撃てるポイントに兵を配置し、突入の機械をうかがっていた。

一方でカイルの背景を探り今現在住んでいる場所に妻がおり妊娠していることもわかる。

警察はカイルの妻であるモリー(エミリー・ミード)に接触し彼の説得をしてもらおうと考えた。

モニター越しにカイルを見たモリーは説得どころか彼を罵倒し始め作戦は失敗に終わる。

そのころ、レスターは金融工学者と連絡を取るが、今回の暴落はアルゴリズムではあり得ない取引が行われていると説明を受ける。

つまり人の手が入っているということで、プログラマーは自分は関わりたくないから後は自分で考えろといわれる。

返ってきたウォルトはヨーロッパの方に行っていると聞かされていたのだが、パスポートを調べると実際には南アフリカに行っていたことが分かる。

その報告を受けたパティはウォルトの動向を調べるためにハッカーに連絡を取り何をしていたのかを調べてもあることに。

またレスターはウォルトの携帯からマンボという単語が頻繁にやり取りされていたことを突き止める。

パティが調べると正確にはマンバという単語でそれは人名だった。

これに加えて南アフリカとの関連を調べてみると、現在現地で鉱山ストライキが起こっていることが判明する。

パティは消えた8億ドルはこの鉱山ストライキが関与していると考える。

一方、警察はリーを救うために無線機を撃って爆弾を無効化して突入しようと考えていた。

だがこの方法ではリー自身に危険が及ぶ可能性が高かった。

このことを知らされたリーはなんとか銃弾をかわしカイルを説得して真実を暴きだそうとする。

レスターの協力によりウォルトは会見場に現れることになっており、リーはカイルを連れて会見場まで移動を始める。

道中、カイルはリーに着せた爆弾が偽物であったことを告白するが、リーも後には引けない状況だった。

仲間がカイルに撃たれるトラブルがあったがなんとか会場につくことができた。

リーはウォルトを交えて番組を再開しなぜ今回のような暴落が起こったのかを説明させようとするがウォルトはバグの1点張りだった。

そこでリーは調べた資料をもとに仮説を立てて今回の事の顛末を説明しだした。

ウォルトは今南アフリカで起こっている鉱山ストライキに目をつけ、関連会社の株価が暴落しているところに自社株を売って得た8億ドルを投資していた。

鉱山ストライキはすぐに収まり株価は戻って大きく稼げる計画だったが、予定よりもストライキが長引いてしまったのである。

その原因は現地のストライキを先導しているマンバという人物にあり、彼は待遇が改善されない限りストライキはやめない姿勢を貫いていた。

現地に行ったウォルトはマンバを説得しようとしたがそれも失敗に終わっており、その映像はハッカーによって暴露される。

つまり今回のアイビス社の株の暴落はプログラムのバグなどではなくウォルトが裏で金もうけをたくらんでのことだった。

真相を知ったカイルだったが、そのこと自体は何も法律に触れることではなくリーにも手の施しようがない。

これ以上どうしようもないことを悟ったカイルは偽の爆弾のスイッチを手放し、その場で警察に射殺されてしまった。

その後アイビス社には監査が入ることになり、ウォルトは罪に問われる可能性が高った。

番組を去るとまことしやかに噂されていたパティは事件後リーと話をし、これからも番組を続けていくことを示唆するのだった。

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株価の暴落の原因はそこまで衝撃を与えるものでもありませんでしたね。

現実でもあの手のことは行われていると思いますし、やっぱりお金を持っている支配層にはお金が入ってくることになっているんですよね。

マンバが人名だとは思っていませんでしたけど、ストライキが長引いたから困っているとか(笑)。

ちなみに作中に何度もHFTと出てくるのですがこれはHigh frequency tradingの略で、日本語にすると高頻度取引という意味ですね。

これは1秒に満たないミリ秒単位のような極めて短い時間の間にコンピューターで取引を行い細かい利益をとっていく手法で、勝つ確率がかなり高いとされています。

トランザクションって言う言葉を飛び交っていましたし、仮想通貨が流行っている今ならわかる人も多かったのではないでしょうか。

純粋に金融系の映画を楽しみたいならマネー・ボールなんかのほうがおすすめかもしれませんね。

以上がマネーモンスターの感想とレビューでした。

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